なぜオランダでは大麻(マリファナ)が合法なのか?

こんにちは!

オランダに留学中のあきです。

タイトル通り、今回は麻薬についてお話ししたいと思います。

知ってる人も多いと思いますが、オランダは一部の麻薬が合法です。

オランダに行くことが決まり、色々な人に報告した時、何人かに「吸いに行くの?笑」なんて言われてました。

最初に言っておきます。

刑法2条により、日本の法律は国外犯も処罰対象としていますので、日本では違法だけどオランダでは合法だからいいの!というのは通じません。

なので当然私もやってません。はい(本当かよ)

今回なぜこんな記事を書くかというと、理由は二つあります。

一つ目、麻薬について日本人はみんな学校教育で「ダメ!絶対!」のような感じで、絶対やっちゃダメなものとして認識されていると思います。

ですが、細かいことが気になる好奇心旺盛な私はなぜ?と思いました。

みんながダメダメというものは、なぜやっちゃダメなのか、ダメなら先生達もやったことがないんだろうし、その理由に納得いきませんでした。

今回、オランダに来ることができた機会を使って、ちょっと麻薬について考えてみたいと思ったのが経緯です。

もう一つの理由は、調べていく内に、日本人だけが麻薬について知識がないなと思いました。

海外での麻薬についての教育を勉強していると、説明の仕方が全然違うことがわかりました。

ダメダメいわれているものは違法だからしないと思うけど、合法とかついたものはOK?なんて、遵法意識が強い日本人が陥りやすそうなことにならないように、情報を共有したいと思ったのが理由です。

麻薬について

オランダはなぜ麻薬が合法なのか?ということをお話しする前に、まず麻薬について説明させて下さい。

麻薬とは一般的に麻酔作用を持つ植物のことであり、依存性が特徴です。

麻薬取締法で取り締まり対象になっているのは、アヘン/モルヒネ/コカイン/ヘロイン/マリファナ/MDMA/LSD/脱法ハーブ/シンナーなどですね。もちろん他にもありますが、有名どころだとこんなもんかなと。

アヘンは中国のアヘン戦争で知ってる方も多いと思います。
ヘロインコカインはあれですね。海外ドラマのブレイキングバッドやマフィアが出てくる映画とかで、錠剤を砕いて紙を丸めて鼻から吸うと(スニッフィングといいます)、うひょーとなるやつですね。

え?人間辞めちゃいます?」レベルのドラッグだそうで、人間辞めたくなった時以外はやらない方がいい笑

麻薬は大別して合成麻薬と天然麻薬に分けられます。

MDMA、LSDなどといった、学校の授業の中で出てくるような、錠剤やカプセルに詰められたものが合成麻薬。
MDMAはラブ♡&ピース♡を地で行くドラッグ。
LSDはこの世最高のドラッグといわれてるようだけど、果たして…

一方天然麻薬はケシの実から作られたアヘン、アヘンを加工してできたヘロイン、コカ葉から作られたコカイン、大麻の葉から作られるマリファナなど。

大麻について

麻薬は依存性が高いと説明しましたが、一つだけたばこ、アルコールよりも依存性が低いものがあります。

それは大麻(マリファナ)です。

「え?麻薬全般アウトでしょ?」なんて危険性と違法性は同じだと認識している人は、まずその認識を変えた方が結果自分の身を守ることに繋がると思います。

ある研究「一般的な薬物の危険度比較」によると、以下のようなことがわかっているそうです。

これを見ると、カフェインよりも依存性、禁断症状、耐性、習慣性の4つはカフェインと同じかそれ以下ということになる。

中毒性に関してはカフェイン、ニコチンよりも高いけど、アルコールに比べればその差は歴然。

中毒と依存の違いについてわかってない方のために少し説明を付け加えると(自分もわかってなかったので調べたのは秘密)、以下のようになる。

中毒:毒が身体に中にあり、それが身体の異常の原因なので、その毒を取り除けば治る。
例 アルコール中毒、薬物中毒

依存:身体からその毒がなくなっても欲求が抑えられず、症状がずっと続く。
例 アルコール依存症、薬物依存症

ニュースで「アルコール中毒で急死」なんて出ますよね。あれはやっぱり飲んでも、適度に飲んで、次の飲むまでに体内から消えれば治るはずだったんですよ。

よく誰かが「大麻はたばこや酒よりも安全!」っていうのは、恐らく依存性がないからやっても問題ないはずだ!ということから言ってるんだろうと思います。

もうひとつ面白いこというと、大麻は昔から世界中で栽培されてきたけど、人間の身体というのはよくできていて、ヘロイン/モルヒネなどは麻薬の一種なのに、痛み止めとして使う場合は依存症になる可能性が少ないと言うことがわかっている。
目的によって身体の反応が異なるということを知って欲しい。

大麻は他の麻薬とは違う(恐らく)という点が理解できたところで麻薬取締法とは別にある大麻だけの法律、大麻取締法も見てみたい。

このことからもう大麻がそんなに危ないものではないという雰囲気しません?笑

それはさておき、大麻取締法24条の8から、

大麻の輸入・輸出・栽培・譲渡し・譲受け・所持等の罪は、刑法2条に従い、国外犯も処罰対象である(24条の8)。

大麻取締法だけがあるように、大麻が他のドラッグと違う点は、使用の禁止について書いていないこと。

人に渡したり売ったりするのがダメなのはなんとなくわかりますよね。
でも所持がダメで使用がオッケー?

人から譲り受けず、かつ所持をしないで使用だけするなどということは物理的に不可能なので、まぁ端的に言えば違法です。

なぜこんな表記にしているかと言うと、他のドラッグは上記のように中毒性、依存性が極めて高いのに比べ、大麻はかなり低く、痛みを和らげる効果があるとされているようだが、実際のところまだわからないので研究が必要なのです。

大麻関連のニュースで有名なのが、「高樹沙耶さんの大麻関わりのニュース」ですね。

彼女は「医療大麻」の解禁を訴えて立候補したということですが、

日本では大麻は全面的に禁じられているので、所持はおろか、研究もできません。

海外では進んでいるという印象がありますが、実際のところはまだよくわかってないので、医者としては、商法線ではなく、今はまだ推奨することしかできないのです。

なぜオランダは麻薬が合法?

上記のように、大麻は他の麻薬やたばこ酒と違い依存性が低いことから、一部の国で合法化しています。

オランダ以外にも、アメリカの一部の週、スペイン、ポルトガル、イギリスなどの西ヨーロッパに加え、南米のほとんどでは麻薬の所持、使用は非犯罪化しています。

非犯罪化というのは、自治体として合法、条件付きで合法、不起訴対象、という風に、全てを含めて遠回しに合法と行っているということ。

フランスは結構厳しく取り締まる方だが、実際のところは発見されたところで厳重注意で終わることもあります。

欧米ではあのオバマ元大統領も「

昔はよく吸っていた」と言うほど、麻薬というのは市民権を得ています。

僕の住んでいる寮に関して言うと、時々大麻の匂いがしますし、ルームメイトも普通に吸ってます笑

アジアの国では大麻を含めた麻薬の所持、使用を非常に重い犯罪対象としているため、麻薬に関わる可能性がほぼないが、実際は簡単に手に入ってしまう。
そしてそれが見つかればたとえ外国人だろうが、容赦なくその国の法律が適用されるので、最悪の場合終身刑、死刑もあり得るので、旅行に行く際は気をつけたいですね。

それではなぜオランダ含め、こんなにも合法化している州や国があるのか?

オランダに関しては、大麻のような、依存性が低く、害が少ないものはいくつか合法。

それらの麻薬を認めることによって、質の悪いものの流通を防ぎ、有害な依存性の高い麻薬が出回って、若者がハードドラッガーになる前に習慣性が低く、犯罪に繋がりにくい大麻を合法化しているという点がある。

さらにそのハードドラッグといった有害な麻薬を遠ざけることができ、マフィアなどの犯罪組織の資金源を断つことができるという点もある。

これを考えると、日本が非合法な理由は、単にたばこ、酒で税の回収が見込めなくなるからなんじゃないかと思ってしまうわけですよ。

実際、オランダやフランスではたばこは税金が高く、1000円近くする。(非喫煙者でよかった)

まとめ

色々欧米とアジア諸国の違いを挙げましたが、これは一概には言えない感性の違いです。

日本人は麻薬に対する知識がないことから東南アジアに行って麻薬に関する事件に巻き込まれることがあるので、できることなら自分の身を守るために、今回の記事のような知識をつけて欲しいです。

法律に触れなければ危険性はないとか、法律で判断するんじゃなくて、これは自分に害のある、危険だ!と自分の知識で判断できるようになって欲しい。

ちょっと危ない話になってしまったかもしれないけど、一部の麻薬が合法なオランダに来る場合は麻薬について知識を入れておくと、万一に備えられるんじゃないかなと思います。

以上、麻薬についてでした。

それでは!

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コメント

  1. hal より:

    オランダも違法ですよね?ただ黙認しているだけではないのですか?

    • aki25 より:

      おっしゃる通り、厳密に言えば、オランダの法律のもとでは大麻は保持も使吸引も禁止されています。
      自治体ごとの判断によるそうですが、個人で適度な使用範囲以内であれば、起訴されない、ということなので、「違法だけど、罰せられない」という状況にあります。