聴覚障害について知っておいて欲しいこと

みなさんこんにちは

バイクの画像で格好つけたあきです

今回はブログを始めた理由でもある、私の聴覚障害について少しお話させて頂きたいなと思います。

少し難しい話になりますが、少しでも聴覚障害に対する理解が深まればと思いますので、よかったら見て下さい!

〜 聴覚障害とは 〜

聴覚障害についての詳しい説明は他のサイトで詳しく載ってますので、ここでは簡単に説明させて頂きます!

では、聴覚障害ってどこに問題があるかというと、耳の中は大まかに分けて4つあり、外耳、中耳、内耳、聴神経のどこか一つ以上がおかしい、ってことです。

どこに問題があるかで、伝音性難聴なのか、感音性難聴なのか分けられるんですが、外耳から中耳に障害があるものを「伝音性難聴」、内耳から聴神経に障害があるものを「感音性難聴」といいます。

そしてこの二つの難聴の症状が見られる難聴を「混合性難聴」といいます。

混合性難聴の場合で、伝音性、感音性のどちらの症状の程度が重いかは人によります。

程度はdb(デシベル)という音の大きさを測る単位を使って説明します。

20db: 木の葉のふれあう音

50db: クーラーの作動音

80db: 地下鉄の車内の状況

100db: 電車がホームにやってくる、あるいはガード下の状況

120db: 飛行機のエンジンの近く、自動車のクラクション

と想像してもらえるとわかるかと思います。

伝音性難聴、感音性難聴とはなんなのか?

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伝音性難聴

伝音性難聴はさっきも説明したように、外耳、中耳までに問題がある場合にいい、音が小さく聞こえます。

代表的な例は、老人性難聴と言われ、よくある年取ると耳が遠くなるよね〜ってやつです。

これは音が小さく聞こえるだけなので、たいていの場合補聴器を付けたり、手術をしたりすることで改善される場合あ多いです。

感音性難聴

そして感音性難聴の場合は内耳より中の部分、つまり、聴神経が脳にいたるでのどこかに問題があり、これによって起こりうる症状は、

  • 音が聞こえにくくなる
  • 言葉が言葉として認識できない

どういうことかというと、これをお話しする前に、なぜ聴覚障害はメガネのように、補聴器を付けただけで解決できないのか?という疑問を少しでも解消できればと思います。

聞こえの仕組み

音は脳で理解します。耳が音を感じると耳から鼓膜を通して内耳に届きます。そして電気信号に変換されてその信号が脳に届き、音を認識します。

ここで、脳の中で何が起こっているかというと、脳の中にある記憶のデータベースと伝わってきた信号と結びつけることで初めてその音を理解します。

どんな人でも聞いたことがない音は理解できないように、必ず人は、聴いた音を記憶して、その記憶の中から音を結びつけて理解します。

学校の授業で、英語のリスニングが全くわからなかったのに、話す単語、Get upをゲラップと発音するのを知ってから聞こえるようになった経験は誰しもあるでしょう。

日本語でも全てをすんなりと理解できる人はいません。聞いたことがない単語や、地名、名字、固有名詞は誰が聞いても、聞き取りにくいものです。恐らく「〇〇……ですか?」とおそるおそる聞き返す方が大半のはずです。

しかし、何度も聞き続ければ、記憶し、すんなり理解できるようになります。

感音性難聴の症状

感音性難聴は耳から入ってきた音をそのまま電気信号に変換できない、もしくは電気信号を脳に送るまでに問題があるため、脳は常に断片的な情報しか認識できません。

つまり、記憶のデータベースの情報と一致させることが難しくなります。

例としては、雨が降った後の水面をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。波紋がない状態だと鏡のようにはっきり写っているので何が映っているのかわかりやすいですが、石を投げて水面に波紋ができたらどうでしょう? きっと何が映っているのか判別することは難しいと思います。

鏡なんだから何が映っているかわかってるじゃん、なんて考えはよして下さいね笑

とにかく、こういうことが起こるため、本来しゃべった内容とは別の内容だと脳が認識してしまう事により、聞き間違えは起こります。

〜 難聴者が話を理解するためにしていること 〜

そこで僕のような難聴の人たちはどうやって理解しようとしているのか、

方法はたくさんありますが、基本的には

  • 文脈や話しているトピックから推測する
  • 相手の表情や口元を見る(読唇術)
  • (複数人の場合)周りの雰囲気をみて、何を話しているのか推測する

などのように、とにかく、耳から入ってくる情報は不確定要素が多すぎるため、違うところで情報を確保しようとして努力しています。

勘違いしないで欲しいのは、声を大きくしゃべったり、はっきりしゃべる、ゆっくり話したりしたとしても無駄だと言っているわけではなく、それももちろん大きな助けになっています。

はっきりしゃべれば口元が読みやすいし、ゆっくり話すことで推測できる情報量が増えます。

要は、補聴器を装着していても、メガネのようにはいかないのがほとんどなので、難聴者としての困難を抱えていることを理解する必要があるということです。

むしろ、補聴器は音響増幅の効果があるので伝音性難聴には効果があります。
ですが、ほとんどの伝音性難聴は耳鼻科医療で治すことが可能なので、実際には、補聴器を付けているのは完全なる聾者や感音性難聴の方が自分は感音性難聴だということを知らせるために付けている意味合いも込め、装着していることがほとんどになります。

なので、補聴器を付けている人を見かけたらあの人は音が音として聞こえにくい聴覚障害なんだな、と理解して接して頂けると幸いです。

補聴器の役割

アナログ式とデジタル式

補聴器はメガネのように、完璧に聴覚障害をカバーすることはできないとお話ししました。

では、補聴器が果たしている役目とは何なのか?着けている意味はあるのか?補聴器なんてないよりましって程度のものなんじゃないの?って思うかもしれません

言うまでもなく、補聴器は音を増幅させ、聴覚情報を耳に届けています。

つい十数年前まで、補聴器というのはアナログ式といい、それしか機能を持たない物でしたが、最近のテクノロジーの進歩により、補聴器もデジタル式になり、その恩恵を受けています。

私の補聴器

僕がしている補聴器について説明しますと、Phonakのナイーダ Q/アドバンス というシリーズを装着しています。

補聴器というのはPhonakだけでなく、シーメンスやGNリサウンドなど、そのほかにもたくさんあります。会社によって聞こえ方、音の質は違いますが、海外の補聴器の方が、技術も進歩しておりますし、おすすめです。

私は名古屋のさくら聞こえ相談室という所にかかりつけの言語聴覚士がおり、その先生が勧めてくれた補聴器を着用しています。

商品の詳細はPhonakのホームページから

アナログ式からデジタル式の補聴器へ

それはさておき、この補聴器だけでなく、最近のデジタル式の補聴器は従来のアナログ式補聴器に比べて何が出来るかと言いますと、

①状況に応じたモードの切り替えができる

周波数の高さに応じて聞き取りたい周波数帯域を大きくしたり、小さくしたり出来る

③聞こえの音をより自然な音に近づけた

  1. ①状況に応じたモードの切り替えができる

1つ目ですが、人間の耳というのは本当にすごいもので、状況に合わせて勝手にいらない音、聴きたい音、勝手に自然に調節してくれます。

例えば、パチンコ店やゲームセンターに入ったときに、すごくうるさいな〜と感じますよね。でもだんだん自然とうるさくなくなってくる。どんなにうるさいパーティーでも会話できたり、自分の名前を呼ばれると、なぜか呼ばれた気がして振り返る。

これをカクテルパーティー効果というのですが、つまり、人間は周囲の環境の中で、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする選別能力が備わっているのです。

しかし、私にはできません。なぜなら補聴器は機械なので、聞こえてきた音によって勝手に調節したり、聞き分けたりすることはできないからです。

そこで、補聴器はいくつかのチャンネルという機能を備えました。

例えば、4つチャンネルがあり、

一つめは普段の生活の中で最も使うから疲れないように聞こえるもの。
二つめはうるさいところで話をするためのもの人と話をしたいときに、顔が向いている方向から聞こえやすくするもの
三つめは、人と話をしたいときに、顔が向いている方向から聞こえやすくするもの
四つめは、静かにしたいから、最低限の音は聞こえるようにし、静かな環境にするもの

などと、自分がよく遭遇するであろう状況を想定して、その状況に応じた設定を補聴器に施すことができます。

とはいうものの、うるさいところでは会話は苦手なので、もちろん静かな方が聞き取りやすいです。

周波数の高さに応じて聞き取りたい周波数帯域を大きくしたり、小さくしたり出来る

2つ目の機能ですが、人間の話す声や鳥の鳴き声、生活の中で聞く雑音、もっと言えば話す言語の違いにより、音の高さは違います。

なので、いらない音は小さくしたり、聴きたい音は比較的大きく聞こえるようにしたりとより詳細なセッティングができるようになりました。

しかし、人間は20Hzから2万Hzまで聞き取れると言われる反面、機械にはまだ聞こえない帯域も存在します。例えばモスキート音。これは一万Hz(ヘルツ)以上の高さで、これ以上になると私は聞こえません。

③聞こえの音をより自然な音に近づけた

そして最後に、補聴器から聞こえてくる音は自然な音に近づきました。

といっても生まれつき難聴なので、本当の音を知らず、そう説明されたのをそのまま受け売りに話しているだけです笑

ですが、中途失聴の方には違和感が少なくて済むということで、とてもいいことなんじゃないでしょうか。

〜 難聴者とのスムーズなコミュニケーションのためにできること 〜

では、みなさんが聴覚障害を持つ人に出会ったらどういう対応をしたらいいのか、わからなくて結局笑ってやり過ごす場合もありますね。

一番はその人に聞くことです!

こんな踏み込んだ質問して良いのかな…、と不安に思われるかもしれませんが、聴覚障害の症状は人によって違うので、その人自身がこういう風に対応して欲しいと思っていることも人によって違います。
そして、その人自身も聞かれることを望んでいます。なぜならお互いどうしたらいいのかわからないままのことが一番辛いからです。

ですが、一応基本的に心がけていきたいことをも記しておきますので、参考になればと思います。

  • 音声だけで話すことは避け、視覚的な情報も活用する。
  • 複数の人が同時にしゃべらないようにする。
  • マスクや資料などで人の顔や口元が隠れないようにする。
  • できるだけ、向き合った状態で、アイコンタクトをとりながら相手が自分の顔がみえているかを確認する
  • 極端にゆっくり、はっきり、大きく話さない

これができれば、たいていの聴覚障害者は推測したり、口元を読みながらなんとか理解できます。

しかし、一番は紙や電子パッドといった視覚的情報です。

〜 最後に 〜

最後に私のことについて、少しお話させて頂きたいなと思います。

私は両耳とも感音性難聴で、90db近くあります。つまり、補聴器を外した状態だと、車のクラクションのクラクションは聞こえるけども、電車がホームに入ってくる音、車がそばを通り過ぎても聞こえないわけですね。

そして感音性難聴なので、英語はおろか、日本語ですら会話が成り立たない時もあります。

そんな私がどうして留学したり、色々なところへ旅行したり、活動的にやれているかと言うと、周りの人の理解があったからです。

そのおかげで、僕は自分に自信がもて、自分のやりたいことをみつけることができました。

そして今度はもっとたくさんの人に理解してもらいたい、知って欲しいという思いから、このブログを始めました。

なので、ぜひ、この記事を読んで少しでも理解が深まり、広がっていったらいいなと思います。

もしいいねと思ったり、共感した!と思ったらぜひSNSなどで拡散、シェアなどお願いいたします!

それでは!

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コメント

  1. 石川毅 より:

    こんにちは
    聴覚障害2級
    両側感音性難聴のタケシと申します
    私は現在、28歳で聴力90デシベルでしたが今は110デシベルです。日によって調子良い時があるみたいです。

    あきさんの
    英語の勉強方法を見て凄く
    感動しました。
    私は中学の時からリスリングテストも苦手で英語が嫌いでした。

    しかし
    今は、英語を学びたいし外国人と関わりを持ちたい!という気持ちがいっぱいいっぱいです!

    会社に海外事業部があり
    外国人の方とも関わりを持ちますが
    明らかに日本人よりも外国人の方がコミュニケーションが取りやすいと感じました。

    ジェスチャー
    相手の目をきちんと見る

    これが日本人にはあまり
    ないなと感じました。

    私もあきさんのように
    英語力を身につけて
    海外にどんどん足を運んでいきたいと思ってます。

    一度きりの人生を全力でチャレンジしたいと思ってます。