聴覚障害者の英語勉強法
聴覚障害
語学
2017/10/11
こんにちは
あき@Akii0205です
今回は自分が普段どのようにして英語学習をしているか、ということについて書きなぐっていこうかな、と
まず、英語勉強するのに聴覚障害って関係あると思いますか?
聴覚障害持ってると、「リスニングができないからコミュニケーションとれないんじゃ?」と思われがちだけど、言語を勉強する目的って別にそれだけじゃないと思うのよね
例えば、海外旅行してレストランで自分がメニューを見てどんな料理があるのか理解できればイメージできる上に、注文だけならリスニングいらないし
また、会話するとなったとしても、自分はしゃべって、(相手には手間かけるけど)書いてもらったり、スマホに文章を打ってもらったりすれば問題なし
言語は4スキル(リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング)が重要かもしれないけど、自分はリスニングできなくてもそんなに問題はないと思ってます
自分が英語の勉強をし、それを楽しめるならそれでいいんじゃないかなと
前置きが長くなっちゃったけど、今回は自分の普段の英語学習方法を紹介させていただきます
リスニングは捨てる
自分は聴覚障害なので、中高の中間、期末テスト、TOEIC や学内の試験のリスニングパートは、全て勘で答えてたぐらい、リスニングは本当にダメ
TOEIC に関していうと、いつも 100 点から 150 点を揺れ動いてる
4択のマークシートで 4 分の 1 の確率なので、まぁこんなものかなと
まぁ自分が言いたいのは、実際の会話と、リスニング試験で出されるものは全然別物だなーってこと
なぜなら私が実際の会話で行っていることは、普通の人とは違うから
- 事前に会話の内容が推測しやすいように話題がわかっている
- 相手の口元を見て何を話しているのか読む(読唇術)
- 機械音声じゃなく、肉声の方がわかりやすい
- 文脈から聞こえなかった部分を推測する
上記の理由から、実際のカジュアルな会話と、TOEIC などの英語のリスニング試験は違うと思ってます
なのでリスニング試験のための勉強は一切しません
その代わり、リーディング、ライティング、スピーキングの勉強に時間を充てる
そうすれば、みんながリスニング試験の勉強もしている中、自分は読み書きに注力してるので、その部門だけでみれば、そこそこいい点数は取れていると思う
程度にもよるけど、聴覚障害者がリスニング試験のための勉強するのはナンセンスだと思っているので、
できないことに時間を使うよりも、他の人と能力が変わらない分野に充てればいいんじゃないかなと(あくまで個人的意見)
インプット
リスニングのための勉強はしないので、インプットに時間を使います
自分が日常的にやっていることとしては、
- Youtube を見る
- Netflix を見る
- TED を見る(たまに)
ぐらいかな
あとは、たまーにスタバ行って語学の参考書持ってって、ノートに書きなぐるぐらい
さて、それぞれ紹介してきます
Youtube
Youtube は結構良質な英語学習ツールの一つだと思っていて、しかもタダなので利用しない手はない
以下は自分がよく見るチャンネル
AtsuEigo
この人すごいんですよね
- TOEIC990 満点
- 英検1級
- 米国公認会計士(日本の会計士のほうが難易度は高いらしいけど)
- IELTS Academinc 8.5 点(10 点が最高点で、8.5 はネイティブ並み)
- オーストラリア在住10年近く(?)
とまぁ、英語に人生捧げてるんじゃないかなと言ってもいいぐらい(言い過ぎ)、ネイティブの英語に近づくための努力を欠かさない人
英語学習方法を提供していて、自分は Youtube 見るだけだけど、結構面白いと思っている
この人だけで出てくる動画ばっかりではなくて、ゲストがいたり、ネイティブとの英会話を動画にしていたり、かつ、英語の動画には字幕があるので、生の英語が勉強できる
Rupa sensei
オーストラリア人の Youtuber で、ドラマや映画を題材にして、フレーズの発音と説明を細かくしてくれる動画が多い
発音の解説をしてくれるところが非常にありがたいと思っていて、なぜなら
Get up がゲラップって発音になるのは中学でやっていたから知ってると思うけど、
We're がウェって発音になるって、知らなかったら絶対聞き取れ合いからね
そういう抜ける音みたいなのを、毎回毎回しっかりと説明してくれるので、そういうところが聴覚障害持ってる自分にとっては非常にありがたい
ドラマとか映画が好きな人には結構いいんじゃないかな
あと、結構更新頻度高いので、オススメのチャンネルの一つ
Rupa 先生のキャラも面白い
Asian Boss
これは韓国ベースのメディアの Youtube チャンネル
少し難しい話になってしまうけど、日本のメディアとかチャンネルってちょっと視聴者が面白いと思ってるコンテンツ作りになってしまう傾向があると思ってて
このチャンネルでは、日本を含めたアジアの国々がどう見られているか、といったことをインタビューを通して知ることができるメディアなので、結構面白いと思う
日本人に対するインタビューに関しては日本語だけど、それ以外は、言語も字幕も英語なので、ちょっと英語頑張ってる人向けかも?
TED & Digitalcast
TED ってのは、世界中の本当にすごい人たちがすごい努力と工夫をして作るプレゼンがまとめられているサイト
英語を勉強する、という目的よりも、内容が本当に面白い! 講演会というと、1 時間もかかるような長いのをイメージしがちだけど、数分のものから 10〜20 分のものがほとんどで、Youtube と同じような感覚で、ちょっとした合間に見ることができるからオススメ
TED は公式ホームページから、過去の全ての動画を見ることができるけど、字幕を日本語か英語、どちらかしか表示させることができないので、何を言っているのか知りたいときは、いちいち表示言語を変える必要があるので、それがちょっとめんどい
でもDigitalcastは、英語と日本語を同時に表示させるだけでなく、主語、述語、関係節などの品詞を色分けして表示させることができるので、英語の学習にはもってこい
TED だけでなく、Youtube 上にある洋楽のヒット曲なども同じように表示させることができるので、音楽好きならそちらも勉強材料になるかも
ただ、Digitalcast は全ての TED 動画を網羅しているわけじゃないから、TED にあった動画で、DigitalCast で探したらなかった、ということもあるかも
私が個人的に好きな動画をいくつか載せるので、よかったら
リチャード・セント・ジョン: 成功者だけが知る、8つの秘密!
Netflix
今は見たいドラマがどこでも見れる、いい時代になったなぁとしみじみ思う
Netflix を英語学習に使うという話だけど、これから紹介する、英語学習に使ってるツールは Chrome の拡張機能なので、Wi-Fi があるところでしか見れないのが少し玉に瑕
Language Learning with Netflixという拡張機能で、先程のDigitalcastと同じような感じで、Netflix に英語(それ以外の言語もある)と日本語の両方の字幕を同時に表示させるという機能のもの
先程も言ったように、いちいち言語を切り替えるのが面倒なので、わからなかったら止めて少し戻る、ってやったらすぐに確認できる、という手軽さが英語学習には大事
以下は個人的に好きなドラマ
それぞれ Netflix のリンクに飛びます
アウトプット
上記インプットをしているときに、アウトプットも合わせてやらないと、やっぱインプットだけでは英語は上達しないよね
ってことで、自分のアウトプット方法をご紹介
シャドウイング
自分はシャドウイングという方法でアウトプットしていることが多くて、
シャドウイングってググったら、
英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法
って出てきたけど、通訳になるためとか、そんな大層なものじゃなくて、要はただの真似
この単語うまく聞き取れなかったな
このフレーズかっこいい!
などなどで、Youtube や Netflix などを見ているときに、単語やフレーズを聞いて直後にそれを発音できるかどうか真似する
そしてそれを iPhone のメモで、音声入力する、ってことを結構やってる
なんでこんな事するかって言うと、
人間は自分が発音できない単語やフレーズは聞き取れないようになっているので、自分がちゃんと発音できるようにする必要があるから
さっきの Rupa 先生のやつとかマジで結構重宝していて、そういうふうに勉強すると、発音も上手になって、英語も上達するので、シャドウイングは大事
単語帳・フレーズ集を作る
インプットの方法を3つ紹介しましたが、単語、フレーズを覚えてもそれをちゃんと記憶しなければ意味がない
人によると思うけど、自分はやっぱり書く、というのが一番記憶に残りやすいかな
なので、単語帳を文房具屋さんで買ってきて、自分が「これいいな!」と思った単語やフレーズを書きまくったりする(最近は iPhone のメモに残してる)
最後に
聴覚障害者って日本語の発音でさえ難しいから、英語なんてもっと無理って思うかもしれないけど、個人的には楽しければいいと思ってる
人に何を言われようが、気にしないこと
自分は英語学習が面白いと感じることができたから、英語学習を継続してこれたのかなと思うので
自分が英語学習を楽しみながら英語学習を続けられる工夫をすれば、自然と英語の能力は伸びていくんじゃないかな
まぁそんな感じで英語学習頑張っていきましょ
では、また次の記事で